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扁平苔癬(へんぺいたいせん）
病気の基礎知識
扁平苔癬の基礎知識をご紹介します。
どんな病気？
頬粘膜扁平苔癬
頬粘膜がレース状になり、食べ物がしみる、と来院しました。
頬粘膜扁平苔癬
一番奥歯の詰めてある金属が凸凹で、頬粘膜を刺激し、また不衛生により
頬粘膜扁平苔癬になっています。
中心部に潰瘍形成して、
痛みがありました。
頬粘膜扁平苔癬
上の歯の金属に一致して、頬粘膜扁平苔癬が見られます。
頬粘膜扁平苔癬＋頬粘膜癌
頬粘膜扁平苔癬の中心部粘膜が赤く萎縮し、癌化しました。
なぜ起こる？
はっきりとした原因はわかっていませんが、有力な原因はアトピーやリウマチと同じように、自己免疫の異常と言われています。そのほか歯の金属による（金属アレルギー）や歯牙の刺激、口腔内細菌による、高血圧や糖尿、喫煙、ストレス、また梅毒性によるものもあります。
検査方法は？
臨床所見と、採血で免疫細胞（特にT細胞）の異常を確認します。
なぜ治療が必要か？
異常となった粘膜は、前がん病変（がんになる前の状態）と言われ、癌になることもあります。
治療方法
決定的な治療法がありませんが、まず刺激している歯牙を丸め、口腔衛生をしっかりします。
症状がひどい場合は、ステロイドや免疫抑制剤を用いますが、その副作用に注意しなければなりません。
また、免疫異常を改善するために、腸内環境を改善するサプリメントや、粘膜を整えるコラーゲンサプリメントを用い、体の中から改善することを勧めています。
生活の中で心がけること
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